ジャズコードの押さえ方②

“C” はこれだった!

前回は片手(左手)での “C” の代表的な押さえ方を紹介しました。

では両手ではどうか、というと

 

 

これです。左手の押さえ方にもう1音Gの音を付け加えて、こうなります。写真で確認できるように、左手で2音、右手で2音押さえるのが基本的な指です。
えっ、これだけ?と思うかもしれません。しかし両手でバッキングを弾く場合、

フロントの邪魔にならない音域で
適度な刺激を与えられる響きで
ベースの動きを制限しないように
ギターとかぶっても大丈夫な音で

こうした条件を満たしつつ、弾きたいわけです。この押さえ方は完璧にそういう条件を満たした押さえ方だといえます。
実際に弾いてみると感じられますが、このサウンドはとてもおしゃれで、いい感じに刺激的で、そしてモダンな響きがします。
それは4度で積み重ねられているからです。このことをジャズ理論では4度堆積と言います。

ジャズピアニストがコードを押さえるとき、まず思うのは、この4度堆積です。

それならば、まずこの押さえ方を覚えて、それを上下に平行移動すれば、すべてのトニックコードが押さえられるんでは、と思いますが、そうはいかないところが難しいところです。バッキングにちょうどいい響きのする音域は

意外と狭い!

半音づつずらして弾く

上のコード表を見てください。真ん中のCのコードを上下に平行移動したものです。
それぞれの響きを確かめるつもりで、ていねいにゆっくりとピアノで弾いてみて下さい。
4音が同時に鳴るように指先に集中して、mpくらいの強さで、弾いてみて下さい。
そのコードの響きがいい響きかどうか、ということは個人の感性によって違いがあります。
しかし、△マークでは響きが、ちょっと低すぎたり高すぎたりする感じがしないでしょうか。

ではどうするか?

上の楽譜のように、音域が低すぎる場合は一番下の音を1オクターブ上げます。
同様に高い場合は一番上の音を1オクターブ下げます。
こうすれば構成音が同じですから、4度堆積とかなり近い響きがします。そして音域的にもちょうどいいところで押さえることができるわけです。

今のところトニックコードだけで話を進めていますが、ほかのタイプのコードでも考え方は同じです。片手なら3音、両手なら4音(あくまでも基本的には)、で、響きのいい音域でコードをつくる、ということです。4度堆積を常に意識する、ということも基本ですね。

では次回③では、コードのタイプ(メジャー、マイナー、セブンス、ディミニッシュ、等)について説明したいと思います。

質問やコメント、等お待ちしております。

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